ぽーかーふぇいす2

年上ヒロインが翻弄される、切なくも熱い続編

絵の巧みさとエロ描写の充実ぶりに定評のあるふじざらし先生の新作と知って購入。
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前作から約1か月が経過したものの、何も進展しない(Hもなし)状況にモヤモヤを募らせるヒロイン。
関係が進まない焦燥感から、一人で彼を想いながら自慰にふけるシーンからは、ヒロインの切ない感情と欲求不満が痛いほど伝わってきます。

ある日、ヒロインは状況打開のため、意を決して彼を飲みに誘うことにします。
前作では飲みに行った後に「朝チュン」を迎えましたが、再び同じシチュエーションを望むヒロインから、「あわよくばまたエッチな展開に…」という、どこか微笑ましい「下心」が透けて見え、健気さや愛おしさを感じました。

そして、飲みに誘うことに成功してヒロインの家に入った途端、それまでポーカーフェースを貫いて一切進展を見せなかった彼が、ヒロインの唇を奪うという不意打ちかつ大胆な行動に出ます。
ヒロインの「(前作以降)何もしてこなかったくせに」との憤りにも構わず、ディープキスを仕掛け、服を脱がせていく様子から、彼の内に秘められた熱い感情が伝わってくると共に、これまで停滞していた二人の関係が新たなフェーズへと進んだ印象を受けました。

ここから先の先生のこれまでの作品の中でも一番エロいシーンは、是非ご自身の目で堪能して下さい。
単なる性的描写にとどまらず、キャラクターの感情や関係性を深く掘り下げて描く先生の作風が、本作で最高潮に達しているように思います。

そして、アパートでするというシチュエーションが秀逸でした。
薄い壁のため、隣人に声が聞こえるかもしれないという状況下、ヒロインは必至に声を抑えようとしますが、彼の激しい攻めに抗えず淫らな声をあげてしまう、羞恥心と快楽のせめぎ合いが堪りませんでした。
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当初、単話作品としては異例の440円という価格に少し戸惑ったのも事実ですが、内容の濃さと満足感を考えれば、この値段もやむを得ないと感じました。
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最後に。
多くの作品とは逆に男性に振り回される女性を描く点が新鮮で、それは男性読者にとって誇らしく、憧れにすら思います。しかし、このテーマを成り立たせるには、女性の心理を深く理解し、巧みに描写するふじざらし先生ならではと思います。

積もった想いが弾けたあきなさん、凄くエロいです！

物語が始まってもれお君があきなさんへ何のアプローチも見せないことで、あきなさんの不安感がどんどん募ってゆくものの、あきなさんのアパートへやって来てからのれお君の突然のキス、そしてそのままＨへ…
実は前作の時点から2人が“相思相愛”であったことが窺える描写が上手く効いていて、キスから怒涛のように進むＨシーンに、凄く興奮出来ました！

溜まっていた不安感が吹っ飛んで、れお君への想いが弾けたように、れお君とのＨで全裸姿で思いきり叫び声をあげながら、快楽にハマる表情や泣き顔、想い人と繋がることへの喜びの表情をみせるあきなさんが凄くエロくて、激しめのＨの描写もあって、しっかり抜けましたね！

すっきりと爽やかで見やすい作画であるので、読後感も良くエロにもしっかりハマれる良作です。